倉吉はいったいどんだけキャラを活用するつもりなんや……。
倉吉市は「南総里見八犬伝」のモデルとされる領主・里見忠義の最期の地だそうで。関金温泉では里見忠義主従の鎮魂の神事が行われ、打吹玉川でも倉吉里見時代行列が行われるほど、里見忠義ゆかりの街なんですね。そんな倉吉市から、里見忠義の八賢士にちなんだキャラを起用したプロジェクトが発足したらしく。その名も「倉吉八犬伝 ~時代を越えてお仕えします!!~」。
各キャラは八犬士が400年前からタイムスリップして来たという設定で、全員がかなりのイケメン。倉吉は「ひなビタ♪」の倉野川市と姉妹都市を提携したり、「宇崎ちゃんは遊びたい!」とコラボしたり、その手の実績は全く申し分ありませんし、倉吉八犬伝も上手く活用してくるんだろうなと思います。
しかし……女性向けにイケメンキャラを用意してくるとは、倉吉も恐るべし。
しかもこのプロジェクト、何と言っても注目すべき点が一点ありまして。上のリンクの記事から引用すると、
今回のプロジェクトは、同協会とキャラクター企画で地域活性化に取り組む会社「エンバウンド」(東京都)などが共同で企画、キャラクターを制作。
……え! エンバウンドって、「温泉むすめ」を手掛けるあのエンバウンドですか?!
記事を読むと、既存のコンテンツやアニメを使った観光は版権の都合上、地域での活用にも制限があるものの、このプロジェクトはキャラなどの版権を「倉吉観光マイス協会」が持ってるらしく。より地元が主体的にコンテンツの発信ができるそうなんですね。
なるほど! いろんなコンテンツと積極的にコラボを重ねて来た倉吉市と、キャラによる地域活性化のノウハウをもつエンバウンドだからこそできた、まさにお互いの強みを活かしたプロジェクト。一歩も二歩も進んだ町おこしの実例になりそうですね! 今後も倉吉からは目が離せませんよ!