K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

愛される鉄道、愛されない鉄道。

青森)沿線5自治体が赤字全額補てんへ -朝日新聞

青森県の西部を走る弘南鉄道。毎年のように赤字経営に苦しむ鉄道を維持するため、弘前市を中心にした沿線の市町村が、2019年度と20年度の経常損益の赤字を全額補塡する方針を決めたそうです。災害続きで鉄道も暗いニュースが多い中、久々の明るいニュースで僕も嬉しいですね。弘前市をはじめとする沿線の自治体も、本当にありがとうございます。弘南鉄道も、その支援を無駄にしないよう、頑張ってほしいですね。


支援自体は喜ばしいことなのですけど、そんな記事を見るたび、心にどこか引っかかってしまうんですよね。同じように赤字に苦しむ鉄道会社や路線はまだまだ多く、廃線を止む無く迫られるところもある中、沿線自治体が身を切ってでも維持させたいと願うぐらい愛される鉄道があれば、自治体にも鉄道会社にもそっぽを向かれて、ファンの声も空しく消える運命にある鉄道もある。


その違いって、一体何なんだろうなぁ……と。




僕はただの一鉄道ファンであって、鉄道会社の社員でもないので、経営に悩む実情はわかりません。鉄道はまず第一に沿線住民のことを考えるべきもの。住民が納得するのであれば、廃線という手段にも、僕は一切何も言わないようにしてますし、外野がどうこう言うべきでもないと思ってます。でも、ただ……やっぱり無くなるのはすごく寂しいんですよね。


無くなっていい鉄道なんて一本もありません。寂れてるように見えても、鉄道のそばには、それを足とする地元の方が必ずいたはずなんです。そんな大事な鉄道が無くなる前に、自治体が、鉄道会社が、地元の方たちが、僕たちが、何とか手を打つことはできなかったのかと、廃線決定の記事を見るたび、いつも悔やんでしまいます。


もちろん鉄道会社だって慈善事業じゃありませんし、赤字が続けば会社も成り立ちません。支援と言っても、僕らの力で何とかなる金額じゃないですし、企業や自治体の支援は必要不可欠。でも、鉄道の経営が苦しい時に、支援をしたいと思うか、お金なんて出せないと思うか。鉄道に対する沿線の愛情に、どこでそんなに差が付いてしまったのだろうと、優しさともに残酷さを感じずにはいられません。




僕なりに考えてみると、上手く言えませんが「閉じこもってない」というのはあると思います。お金はなくても、アイディアを出して面白い企画を実行したり、いろんなイベントに出かけてPR活動したり、公式ツイッターでも呼びかけに気さくに応じ、可愛いキャラだって作って楽しんじゃう。お金がないことを楽しんでると言うと言い過ぎですが、マイナス要素に負けず、いつも明るくて、健気な姿勢が見えるんですよね。そんな無邪気なところがあると、僕もつい応援したくなります。


そして、そういう姿勢の継続が、いつかは沿線の方々の鉄道に対する見方も変えてくれるのかも知れません。


金の切れ目が縁の切れ目。冷酷だけど、お金がないと何も動けないのも事実。でも、本当に困った時に支援の手を差し出させるのは、オープンでひた向きな姿勢だと思ってます。繰り返しますが、無くなっていい鉄道なんて一本もありません。沿線自治体や、鉄道を生活の足としている地元の方々、そして全国のファンの愛情が、弘南鉄道のみならず、全国の経営に悩む鉄道にも広がることを、ただただ願うばかりです。