「つなげて!全国”鉄道むすめ”巡り」も開催中のさ中、こんな熱い展開が待っていたとは…ね。
トミーテックの公式アカウントにて、トーナメント方式で鉄道むすめの人気投票を行うという企画が、2か月ほど前からツイッターで実施されてまして。企画自体は珍しくはないんですが、これがどうしてどうして。駒大苫小牧と早稲田実業の戦いを彷彿とさせる大激戦の末、劇的な結果を残すこととなり、「ねとらぼ」に取り上げられるに至るとは、開催当初から様子を見ていた僕でも思いもしなかったですよ。
その発端は、三陸鉄道(岩手)の久慈ありすと、泉北高速鉄道(大阪)の和泉こうみの1回戦での対決。最初は同率で決着が付かず、延長戦として再投票を実施しても50vs50という両者一歩も譲らない様子。その後の数時間限定での再投票により、和泉こうみが51vs49という僅差で勝ち抜いたんですが。
本当のミラクルはここから待っていたんですよ。
その後、敗者復活にて久慈ありすが勝ち抜け、和泉こうみも以前の人気投票1位の鬼怒川みやびを破るなど、順当に勝ち進んだ結果、決勝で再度対戦することに。そして決勝でも51vs49という大接戦の末、久慈ありすが逆転勝利。
これだけでも劇的なのですが、何が凄いって、決勝に向けて久慈ありすに集まる支援の数々が凄かったですね。三陸鉄道は当然のこと、久慈ありすを「俺の嫁」と称した岩手県知事、さらに「いわてまるごと売込み隊」*1も久慈ありすの支援をツイッターで表明するなど、まるで大物が応援演説に続々登場するかのように、岩手県から続々と支持を集め、結果として見事に大逆転勝利*2。たかがファン投票とは言え、ここまで本気で支援してくれる岩手県の姿に、ちょっと僕も感動してしまいましたね。
ちなみに最近、三陸鉄道では久慈駅の待合室に優勝記念の特別展示室ができたとのこと。どんだけ本気なんだと思っちゃいますが、この熱の入れようは、大阪の観光協会も見習ってほしいですよね。
結果として久慈ありすの優勝に終わりましたが、勝った負けたで終わるんじゃなく、これを機に三陸鉄道と泉北高速鉄道の間で新たな親交が生まれれば素敵ですよね。これだけの激戦とドラマを生んだ両者のこと。きっと今後は新たな企画やコラボでファンを喜ばせてくれると信じてます。というか、映画化してもいいんじゃないですか?
で、最後にひとつ提案なんですが。もし第二回の鉄道むすめトーナメントの際はぜひ、
抽選会の様子からリアルタイムでネットで公開というのはどうでしょう。
これだけ熱戦を生み、ファンの期待を高まらせたんですし。トーナメントの抽選で組合せが決まっていくドキドキハラハラ感を味わえたら、ファンの投票熱もますます高まるじゃないですか。
「うわーっ! 死の組入ってもうたー!」
「おしっ! これは準決勝まで行ける!」
「えー! 東北勢4人が一回戦で激突とは……」
もうファンは抽選の様子に片時も目が離せないでしょうね。どうでしょう。絶対面白いと思いますよ。トミーテックの人、このブログ見てますかー!?