K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

      「旅行」カテゴリで温泉むすめや鉄道むすめなど、旅行記の一覧が見れますので、よければご覧くださいね。


嫌いだけど、どこか気にしてしまう。そんな故郷のためにできること。

地元に対する歪んだ愛情を全力でぶつけたい。RETRIPのクソ記事滅びろ −なりらいふ


皆さんは、自分の生まれた地元のこと、好きですか?

普段はご当地キャラご当地キャラと言ってる僕ですが、実は僕も地元はそれほど好きではありません。大阪育ちの東京暮らし。生まれ故郷に愛着もないし、今住んでるところも便利ではありますが、とりたて興味をもってるわけでもありません。たぶん多くの人が、地元に対して「好き」とは言わないんじゃないかと思います。


上の記事は、北九州出身のブロガーが、中身のない地元の紹介記事に嫌気がさして、自ら地元に戻り、観光地を巡り、美味しいものを自分の足で回って紹介することを発起したというもの。RETRIPがいいかどうかは僕にはわかりませんが、文章から湧き立つ気迫をひしひしと感じながら、息をのむように読んでしまいました。僕が特に印象的に感じたのが、最後にあるこの文章。

正直、地元の北九州はあまり好きではありません。良い思い出も少ないです。しかし、行ったこともない連中が適当な文章で地元を紹介している記事を見て、黙っているわけにはいきません。そうでなくても衰退している北九州市が、さらに魅力のない土地に見えてしまいます。嫌いですが、生まれた土地が無くなってもらっちゃ困るんです。

嫌いですが、生まれた土地が無くなってもらっちゃ困るんです。

この一言に、ものすごく大事なことが込められているように感じました。



地元に対して素直に「好き」とは言わなくても、廃れていくのを感じて寂しくなったり、悪く言われてるのを見てイラッとしたり。そういうことはあると思うんですね。何もない町だけど、消えていくのは嫌だ。古いしきたりは嫌いだけど、地元から人が無くなるのは辛い。そんな複雑な気持ちを少しでもプラスに向けることが、地域おこしの本質だと僕は思います。


東日本大震災以降、東北を拠点とするキャラが生まれ、さまざまな活動を見てきました。中心で活動されてる方の中には、もともと地元は嫌いだったけど、日々明らかになる被害の状況や言われもない風評被害を見て、いたたまれなくなって戻ってきたという方もいるそうです。口では何もないと言っても、寂れていく地元を何とかしたいという想いは心の奥底にあるもの。その想いを消さないために、僕らにもできることってあると思うんですよ。行って楽しかったことをブログに書いたり、美味しかったものをツイッターにあげたりすることも、地域のための立派な活動。その意気や良し!じゃないですか。


それに、いい格好した文章よりも、自分の身で感じたことが伝わってくる文章に引かれる気持ちは僕にもすごくわかります。日々のPVなんて些細なものですけど、それでも僕が好きなご当地キャラについては、イベントに行って楽しいと思った気持ちをブログにぶつけたいし、知らない人にも少しでもその魅力が伝わるように書きたい。そのために自ら各地に足を運ぶことは止めたくないし、キャラだけでなくその町の魅力も一緒に伝えたい。そのために頑張ってるご当地キャラを応援し続けたい。そんな想いで、ブログを更新してるつもりです(とはいえフザけたこともしょっちゅう書いてますけど)。


PVやフォロワー数ではかなわなくても、
楽しい、おもしろい、大好きだ。そんな気持ちを伝えることなら負けたくない。
僕もブロガーの端くれとして、日々そう思っています。