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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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可愛いだけじゃダメ? 作っただけでもダメ? 萌えキャラを活かすために大切なコト

萌えキャラや擬人化の事業で失敗しないために知ってほしいこと −さらえみ

情報量、着眼点、アドバイス。どこをとっても頷くことしきり。可愛いキャラが好きな方だけでなく、「何か知らんけど最近よく萌えキャラ? そんなのよく見るなー」と思ってる人にもぜひ見てほしいです。


イラストレーターの方が書いただけあって、僕がここで紹介することすらおこがましいのですが、僕だってブロガーの端くれ。可愛いキャラを紹介するため日々アンテナを張り、ご当地萌えキャラに関してはイノベーター(と勝手に思ってる)僕も、書かれたひとつひとつに「うんうん!」と首を縦に振りながら読んでしまいました。可愛いキャラが乱立してる今の時代、最初こそ注目されても、目立った活動もなく消えていくキャラも少なくありません。僕がここで紹介したキャラにも、いつのまにか自然消滅したキャラもいます。消えていくキャラと残り続けるキャラ。その差は何だろうとは僕も日々思っていて、そのひとつの解をこの記事に見た気がします。




特に僕が強く印象に残ったのは、最後の2章、「事業に絡んだキャラクターを運営する時の懸念点」と「企画事業用に萌えキャラや擬人化を作る方法」でした。「キャラを作ってから」と「キャラを作るまで」。どちらの過程もすごく大事で、作って終わりではないんですね。その街であり企業、団体がキャラともに成長してこそのキャラ。逆境や苦難はあるかも知れませんが、そこは絶対に忘れてほしくないんですよ。世間にも広く浸透にしたように見えても、まだまだ可愛いキャラは受け入れ難いのも事実。ファンだけでなくファン以外の目にふれる機会の多い自治体や団体であればなおさら、ファン以外の人たちへの配慮も忘れず、一緒に歩んでいく姿勢が大事なんですよね。


ご当地の可愛いキャラも、最近はちらほら見かけるようになりました。公認非公認問わず、すごくハイクオリティなキャラも見るようになりましたが、地元に愛されてると言えるキャラはごくわずか。中にはファンだけで交流して、ただのオタクの一趣味で終わってるキャラもいるように思います。確かにそれもいいんですが、地名を名乗るからには、その地で暮らす、ファン以外の人に愛されてなんぼだと思っていて、やるからには結果を出してほしいと思うんですよ。

ただのオタクが趣味でやっているなんて思われないためにも一事業として狙いや効果を数値含めて説明する必要があります。

これは本当にその通りですよね。他者の理解や賛同を得るためには、結果を数値として説明できるのは何よりの強み。イベントもやって終わりではなく、次に繋げるための足がかりがなければ、さほどの効果はありません。




では、それでもキャラを作りたいという人はどうすればいいのか。そのヒントが最後の章で紹介されてます。キャラを作る目的、設定、展開…などなど。キャラを作る前にも考えないといけないことはいっぱいあります。誰に向けてのキャラなのか。キャラを通じて何をPRしたいのか。キャラをどんな方向で展開していくのか。長く続いてるキャラは、ビジュアルだけでなく、その方向性がすごくしっかりしてるんですよね。もちろん経済的な問題もあると思いますが、キャラを作るからにはその前に、ブレない信念と明確なビジョンは持っていてほしいと思います。

それが決まってようやくビジュアル化。表情やポーズだけでなく、配色やアイテム、オリジナリティ…。イラストレーターの方だけあって指摘の細かさは凄いですね。可愛いだけでなく、目的や設定に合ってるか。キャラならではの要素はあるか。伝えたい点が伝わっているか。まだまだ考えなきゃいけないことは山積み。イラストレーターの腕の見せ所ではありますが、いいものを作るために、長い時間をかけて会話しないといけないことがひしひしと伝わってきます。作った後はさらに今後の展開。二次創作をさせたいのか、どういったコンテンツで広めていくのか。さらにそのために必要なものは何で、誰の協力が必要なのか…などなど。ここまで来ても、考えるべきことは尽きません。


キャラを作るというのは、ここまで多くの苦労がいる作業なんだと、思わずにはいられませんでしたね。


でも、今活躍してるキャラは、そんなハードルは必ず超えて来てるんですよね。それに、多少の可愛さの違いこそあれ、キャラを作った時は、そのキャラに強い愛情を持って生まれたはず。そのキャラが知らずに消えていくのはやっぱりちょっと悲しいです。キャラの運営もしてないし、イラストも作曲もできない自分が何言ってんだと言われるかもしれませんが、キャラに対するその愛情を僕は受け止めたいし、そのために僕がこうしてPRできるなら、その努力は惜しみません。


愛情をもって生まれたキャラが、ほんの少しでもより多くの人に愛されるよう、僕も願ってます。