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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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「たまゆら〜卒業写真〜 第四部 朝(あした)」を見てきました、なので。

遅ればせながら見てきました。「たまゆら〜卒業写真〜 第四部 朝(あした)」

 
 (パンフレットと卒業証書&イラスト)

芽(きざし)、響(ひびき)、憧(あこがれ)と続いた、たまゆら四部作の最終話。思えば僕も昨年は4月、9月、12月、そして今年の4月と、4回もMOVIXに通ったわけで。しかも学生証と卒業証書目当てに、わざと2週目に行ってましたからね。でも卒業証書だけでなく、1週目の色紙目当てに何回も通った方も多いと思います。で。その映画を見終わった感想なんですが。


僕は別に涙も流さなかったし、立ち上がって歓声を贈ったわけでもありません。
でも、見終わった後、心の中でそっと拍手を贈りたくなるような
たまゆら」の完結編として、これ以上ないラストだったと思います。


(ネタバレがあるので一応隠しておきます。見たい方はカーソルを反転させて下さい)
作中で一番衝撃だったのは、お父さんの形見でもあるrollei 35sが壊れてしまうことでした。

冒頭のカメラが修理から戻ってくるシーンで勘付いてしまうと言えばそうなのですが、それでも形見のカメラが壊れ、もう修理もできないと言われてしまうシーンは、見ていてはっとさせられましたね。卒業が近づいても、街は変わらないし、友人たちも変わらずそこにいる。でも、自分たちは変わらなければいけない。同じではいられない。新しい世界に旅立つ選択をしたことで、皆とは一時的だとしても離れないといけない。そのことをカメラの変化を通じて痛感させる、見事な演出でした。それにしてもNikon D610とは、これまた急にパワフルなカメラにステップアップしちゃいましたね。ぽっても今後、このカメラを使いこなせる日が来るんでしょうか。

その写真についても、撮りたい写真の方向性が徐々に定まっていくことで、ぽっての成長が上手く表現されてました。もちろんぽってだけでなく、友人たちの今後も気になりますし、もあぐれっしぶな写真部の後輩たちも気になります(苦情が来る写真部っていったい…)。作品としてはこれで完結しても、物語の世界は終わることなく、皆それぞれの道を歩み、成長していく。そのことがはっきりと感じられるラストでした。キャストを始め、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。「たまゆら」という作品に出会えてよかったと、僕も心から思います。

最後に。ラストのエンドロールで松来さんの名前を見た時には、やっぱり少し目がうるっとしましたね。