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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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北神急行のマスコットキャラ・北神弓子の誕生祭に行って来た!

4月2日に開催された「北神弓子誕生祭」に行って来ました!

  

北神弓子について、ちょっとだけおさらい

新神戸と谷上を結ぶ北神急行の公式マスコットであり、「山の守り神」をイメージした巫女さんキャラがこの北神弓子でして。この子が最近では鉄道むすめ&萌えキャラスタンプラリーに参加したり、兵庫をはじめとした各地のキャラとコラボしたりと、積極的に活動範囲を広げてまして。鉄道会社のマスコットでありながら半公式のコスプレイヤーさんがいたり、公式サイトのプロフィールに二次創作のルールが記載してあったりと、単なる鉄道会社のキャラとは違う雰囲気を感じさせる子なんですが、北神線の開業日でもある4月2日に「北神弓子誕生祭」を開催するということで、僕も参加してきました。

開催の話を耳にした時、北神急行のイベントの一つで、ステージ上でちょっとした企画があるぐらいのものを想像してたんですが、何と事前に参加申請した上でホールを貸し切ってやるんですね。何かファンクラブイベントみたいやな…と思いましたが、雰囲気はそれに近かったです。しかもそんなクローズドなイベントで、50人以上の参加者を集めるんですから、その人気たるや凄いですよね。

  
  (参加者へのおみやげ。もちろん非売品です)

ちなみに当イベント、一部を除いて写真撮影OK。SNSに掲載しても良いとのことでしたので、その時の様子をレポートにしました。

優雅な中にも茶目っ気たっぷり! 天地雅楽の生演奏

 
誕生祭の最初は、雅楽ユニット「天地雅楽(てんちがらく)」の演奏。リーダーの久次米さんは吉川八幡神社宮司でありながら作曲家。さまざまなテレビ番組の挿入曲やBGMなども手掛け、坂本龍一氏との共演経験もあるという方。その方を中心とした雅楽ユニットがこの天地雅楽で、ライブでも「おぼろ月夜」をはじめ数曲を披露。「篳篥(ひちりき)」「龍笛(りゅうてき)」「笙(しょう)」の音色が心地よく耳に響く、穏やかな時間でした。ちなみにこの宮司さん、結構お茶目な面もありまして。演奏中にも関わらずスマホで自分や会場の写真撮ったり、合間に大阪市営地下鉄の接近メロディを披露したり。このあとのトークセッションでも誰よりこなれた感じでした。

愛があれば解ける? 激ムズの北神弓子クイズ大会

  
ファンクラブイベント(?)ではお馴染みのクイズ大会。僕は予習も全くせずに挑んだんですが、まあ…見事に撃沈しました。キャラ自体にまつわる問題だけでなく、北神急行の社屋に関する問題とか、このバッチのイラストを描かれた方のペンネームとか、二次創作ルールが制定された日とか。そんなん制作サイドか社内の人間でないとわからんわ…。さすがに全問正解はいないようでしたが、やっぱりそれでも皆さん高得点取ってましたね。そもそも誕生祭のイベントに来るぐらいの熱い魂を持った人が集まってるわけですからね。恐れ入りました。

それ言っていいの? 裏話満載のトークセッション

 
誕生祭後半は、北神弓子をプロデュースされた北神急行の方を司会に、北神弓子の初代コスプレイヤーの方、さきほどの吉川八幡神社宮司さん、さらに谷上駅の駅長さんを交えてのトークセッション。北神弓子の誕生からイベントの開催、コラボに至るまでの出来事を中心に話されてました。その際の映し出された資料(上の写真はもちろん公開OKなものを使ってます)も、本当に社内の会議で使ったとおぼしき資料が続々出てきて、見てて面白かったですね。さらっとパスした資料も「そこもっと知りたい! そのメリデメ表、もっとちゃんと見せて!」と、ツッコみたいところは山ほどあったんですが、まあそれはそれとして。

北神弓子を感じさせるキュートな歌声! 北神弓子応援ソングの披露

 
ラストは半熟BLOODによるアコースティックライブ。北神弓子の応援ソングとなる「恋のトンネル」をはじめ数曲を披露。軽快なアコースティックギターの音色と可愛く力強い歌声、ノリのよいメロディに会場もヒートアップ。しかも来場者限定で特製パッケージの「恋のトンネル」を無料配布。そんなサービス精神が嬉しいですよね。ちなみに「トンネル」とは、北神急行新神戸から谷上までのほとんどが地下ということにあやかってるんですね。北神急行の新しいポスターのフレーズも「トンネルのむこうで待ってる。」ですし。長いトンネルの先に明るい希望を感じさせる、応援ソングにふさわしい一曲でした。
 
  
  (この日初披露の北神急行の新ポスター。阪急梅田駅のデジタルサイネージでも見られます)

会場を彩るコスプレイヤーの皆さま!

 
イベントには、半公式コスプレイヤーの皆さんも参加してまして。その方たちが登場するや否やシャッター音の嵐。おそらく会場のテンションがもっとも上がった時間じゃなかったかと思います。イベントの合間も来場者と楽しそうに話したり、気さくに写真に応じたりしてましたし。ちなみに当日の衣装は、本当に神社で使用されている巫女装束なんだそうです(もちろん北神急行の社章入りの羽織は違いますが)。

 

最後に、一参加者として。

出演・企画された方だけでなく、イベントをサポートされた皆さん、イラスト描きの方、コスプレイヤーさん、そして参加者の方々、さらに会場にイラストを届けてくれた方々…などなど。
北神弓子は、本当に多くの方の愛情に支えられて育ったキャラなんだと、しみじみ思いました。

  
  (会場の様子。会場にはパネルをはじめ、送られたイラストや色紙などが飾られてました)


トークを聞いていて感じたのは、辛くてもアクティブに活動し続けてれば、少しずつ味方も増え、夢は現実になるんだなということでした。北神弓子の発起人である北神急行の方も、以前からアニメや同人活動に詳しかったかと言うと全くそんなことはなく、むしろ栗橋みなみのイベントに参加するまで鉄道むすめの存在も知らなかった、というぐらいなんですね。そんな方が京都市交通局太秦萌を見てキャラの重要性に目覚め、内部会議でお偉いさん相手に熱く語ったりツイッターでつぶやいた一言がきっかけでコスプレイヤーさんと知り合ったり。他にも、イラストレーターやアーティスト、大学の鉄道研究会、この会場にいるファンなど、さまざまな方と繋がりながら、北神弓子を中心に規模が広がっていく。その変遷を知ることができただけでも良かったですし、その輪の中に僕も何かの形で入りたいと、心から思いました。


あと、もうひとつ印象的だったのが、司会をされていた北神急行の社員の方(発起人と同じ方ですが)が、イベント開始から終わりまで、合間も含めて終始マイク持ってお話されてたんですね。ツイッターでも「独りぼっちでおもろなかったとは言わせたくない」と言ってましたが、イベント中でも、皆に楽しんでもらおうという姿勢をひしひしと感じました。僕は幸いにもツイッターで交流のあった何人かの皆さんに挨拶できましたが、行く前は僕も本当に不安でしたよ。名前と顔が一致しない人の集まりに一人で行くわけですし、同じような境遇の人も多かったと思います。そういった場を少しでも和めようとされる、さりげない心遣いも感無量でしたね。


イベント自体も楽しかったですが、イベントを通じて普段会えない人と会って交流ができたことがすごく嬉しいです。今年だけだなんて言わず、できれば毎年定期的に開催して、北神弓子ファンの同窓会のようになればいいなと思ってます。そのために僕らができることがあるなら、協力はみんな惜しみません。


最後に、イベント終了後は、会場近くの六條八幡宮に行き、ちゃんと誕生祭の成功をお礼しておきました。

  
  (六條八幡宮にある北神弓子のパネル。北神弓子をデザインしたお守りの授与もされてる神社です)


参考) 北神弓子の誕生祭を開催します −北神急行公式サイト