K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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「俺の嫁」との生活も、楽しいことばかりじゃない?!

仕事関連の飲み会に行って来ました。

会社は互いに別なんですが、ひとつのチームとして仕事する機会があり、メンバーは僕と同じぐらいの30代後半から20代後半までの8人。そんなメンバーが久しぶりに全員集まったこともあり、仕事終わりの飲み会に参加したんですよ。そんなメンバーが2時間ほど、ちょっと雰囲気いい感じの店で話す話題といえば、

だいたいが自分の嫁や子どもの話なんですね。

といってもさすがに全員いい大人ですので、のろけ話になることもなく、料理のことでちょっとした喧嘩になったとか、洗濯ものの干し方が雑で最初は驚いたとか、観念して家を買ってしまったとか、そんな生活感ある些細な話。酒の席では何だかんだ言って苦笑いしてますが、それでもどこか楽しそうなんですよ。僕も聞いてるだけで楽しめたんですけど、ただね。

こういう話でネタのひとつやふたつ提供できない自分って、ちょっと悔しいな、と。



嫉妬してるわけでは決してなく、話自体はすごく楽しかったんですよ。でも、そういう話題に対して相手の話を膨らませることしかできない自分に、どこかやきもきしてしまうというか、人生経験足りないなあって思うんですね。結婚って愛する人と一緒に過ごすだけじゃなく、式ひとつにしても親戚の人間関係で迷ったり。意外なところで相手のダメな一面を見たり。こんなはずじゃなかったということも多々あるはずなんです。

でも、その「こんなはずじゃなかった」と苦笑いする経験こそものすごく大きな経験だと思うし、
こういう時に場を盛り上げるネタにもなるんじゃないかと。

「○○は俺の嫁」「ケッコンカッコカリ」なんて言うじゃないですか。別にそれを否定するつもりは全くなく、実に上手い表現だと思います。でも、結婚して愛する人を眺め、愛する人の声を聞き、愛する人と一緒に過ごす甘美な時間はごくわずか。あとは式がどうした手料理がどうしたマイホームがどうした…そんなゴタゴタしたことが大半。そんな揉め事と折り合いをつけながら生き抜いていけるだけの度量と包容力は、どうしても補えないなと思いましたね。



結婚は鳥籠のようなものだ。外にいる鳥たちはいたずらに中に入ろうとし、中にいる鳥たちはいたずらに外に出ようともがく。

そう言ったのはモンテーニュだそうで。それにしても上手いこと言いますね。自分が独身だと言うと既婚者は決まって「自由でいい」って言うんですよ。それに対し僕はいつも「家庭があるって素敵なことじゃないですか」と返すんです。その擦れ違いはいつの時代も永遠に続くんでしょうね。

そんな結婚後の些細な苦労なんて今の僕にはわからないよと思いながらも話を聞いてると、自分に少しもどかしくなる時があるんですよ。僕もこの先、ちまちました行き違いを自分の肌で感じ、酒の席の小ネタとして笑って話せるようになるんでしょうかね。もしその時が来るとすれば、まだ見ぬ誰かと僕が結婚するか、

親戚や家事、将来の話がイメージできるレベルにまで徹底的に「俺の嫁」の想像力を鍛えあげるか


どちらに転ぶかはわかりませんが、どちらにしてもまだまだってことで。