「ガールズ&パンツァー」人気に対し「人気に頼らず新アニメを」という記事に批判が集中してるみたいです。
Twitterやブックマークでさんざん叩かれてるので、僕からは今さら批判はしませんが、僕がその記事を見てすごく気になったのは、アニメの舞台、いわゆる「聖地」に対してブームに「頼ってる」と捉えてることなんですね。地元がアニメに「頼ってる」と思うと、大事な本質を見間違えてしまうんじゃないかなと思うんです。
成功してるところは、アニメに「頼ってる」んじゃなくて、きっとアニメを「一緒に育ててる」んですよね。
制作者、地元、ファン。それらのどこかに依存関係があると、それが軋轢を生んでやがては破綻します。そうではなく、地元はファンを楽しませ、制作者がそれをサポートし、ファンが楽しむことで地元に還元する。そういうサイクルを生んで初めて成功と言えると思います。時には予算を度外視しなきゃいけないこともあるかも知れませんが、それが足を運んでくれるファンを喜ばせることに繋がるのであれば、その結果は必ずプラスになって巡ってくると思います。
最近はマンガやアニメによる地域活性化の成功例ばかりが注目され、その中でこういう意見も出てくるのかも知れませんが、街が作品に「依存」するんじゃなく、互いに盛り上がっていく「共存」の姿勢は絶対に忘れちゃいけないと思うんです。そういう意味では、ちょっと最近は聖地側が先導し過ぎな感じがして気にはなるんですけどね…。
あと、ちなみに茨城は「あぐかる」っていうオリジナルコンテンツもちゃんとありますよ。