秋が近づいてるせいか、デスクトップの芳佳ちゃんと坂本少佐の紺色スク水姿も寒そうに見えます。どうもKomaです。
さて。連休中も引っ越しのための物件探しをしてるのですが、ようやく良さげな物件を見つけたんですよ。駅からそう遠くないし、築浅だし。部屋も狭くない。僕も気分よく下見をしてますと、付き添いの不動産屋のお姉さんが出し抜けにこんなことを。
「あの…これは言わなきゃならないことなので言いますけど、ここに以前住まわれた方は病気で亡くなられまして…」
コトッ……（Komaが動揺してボールペンを落とした音）
べ、別に、住まわれた方がな、亡くなったからっ、て、て。か…か関係ないし。そ、そんなこと、き、き気にしてなんか…ないし。な、ななななによその目は？ ぜ…全然怖くなんか…な、ないって言ってるでしょ！！（声を上ずらせながら）
それ以上は聞きませんでしたけど、それでも気になるじゃないですか。この部屋で亡くなったわけでは無いとしても、そんなことを聞いてしまうと、今まで気にしてなかった部屋のスミの汚れが気になるんですよ。しかもここ、できてまだ1年ですよ。もしかしたら、亡くなった人のこの世への未練がまだ部屋に残ってるかも知れないじゃないですか。ある日突然、タンスから幽霊となって出てくるかも知れないじゃないですか。そしたらきっとこんな感じですよ。
「きゃあ〜！ おばけ〜！ きゃあ〜〜！！」「…って、お化けはお前だろ！」
「気にしなくても大丈夫よ。私はあなた以外の人には見えないから」
「え〜ん。私なんてもう死んでやる〜！」「いやお前死んでるし」
「ごめん。もう行かなきゃ…。あのね、私、あなたに出会えて、幸せだったよ！」
その物件は普通にパスしました。
