人気ブログは軸がぶれてない!
アクセスやコメントを求めるなら、ブログの内容は一分野に特化したほうがいい。
これはよく言われることですね。僕もそう思います。
ざっと個人ブログを見ても、人気ブログはみんな、アニメであったりサイト論であったり、取り上げる記事や書く内容も特化していて、その内容が人気を博してるというように思います。これだけネットが普及すれば、見る人の好みもさまざまですし、それは当然のことなのかも知れません。
その中で僕はと言うと、アニメの感想やイベントレポを中心にしたいと言いながらも、そればかり書いてるわけでもなく、日記をベースにした、いわゆる雑記。
大槻ケンヂの「人として軸がぶれている」に、こんな歌詞があります。(全歌詞)
ザッピング、成功者が褒められていた
あの人は軸がぶれてない、素敵
(一部略)
アスリートが私のタイプなのよ
彼らったら軸がぶれてない、素敵わかったぜ、報われぬその訳。
人として、俺、軸がぶれてんだ
ブログに関して言えば、本当に歌詞の通りなんですよ。アルファブロガーをはじめ、人気のブロガーは、特化分野に対する深い知識と見解を持っていて、読者はその専門性に引かれるんですよ。それに専門性は、ここだったらこれを取り上げるだろう、と読者にも大きな安心感を与える。まさに「あの人は軸がぶれてない、素敵!」なわけです。逆に言うと、取り上げる内容が、管理人の個人的な興味の紹介や日常生活に基づくものだけで、日によって内容がころころ変わるようなブログだと、読者としても長く好きになれない。つまりブログの軸がぶれてるわけです。
わかったぜ。報われぬその訳。ブロガーとして、俺、軸がぶれてんだ。
僕が軸がぶれてる三つの理由
とはいえ、僕もアニメやイベントは好きな人間。アクセス解析を見ても、アニメの感想やライブについて書いた翌日は数倍以上アクセスがあったりします。でも、結局は雑記になってしまう理由を考えてみました。
- 深い知識がない。
分野を絞るということは、範囲が狭い分、深い知識が必要なんですよ。その分野についてはスペシャリストでなければならないんですが、趣味にしても、胸を張って「これだけは負けない!」という分野がないんですね。ブログは自分が得た情報や知識を咀嚼し、自分の意見として出力するもの。入力の浅い人に、いい出力はできません。
- 深く好きになれない。
僕も可愛いと思ったキャラや面白いアニメ、好きになった声優もいろいろあるんですが、一つのアニメや声優に心底ハマるほど盛り上がれないんですね。なので取り上げることはあっても、特化して何度も取り上げられないんですよ。つまり、熱しやすく冷めやすいんですね。特化分野をもつためには、知識もそうだけど、そのベースとなる深い愛情は絶対不可欠です。
- 深いこだわりがない。
僕がネットに何を求めてるかと言うと、一つに対する深く知識を得たいというより、いろんなことを知りたいんですよ。なので好きと思うブログもバラバラですし、好きなものもバラバラ。ブログに関してもDD(誰でも大好き)なんですよ。専門性より多様性が面白いと思ってるので、あまり特化させようと思ってないんですね。
ただ、ブログを書くこと自体はすごく好きで、深い拘りもあって、更新を止める気にはなれないんですよ。だけど特化させることができないので、書く内容もその時々でいろんな記事を取り上げたり、日常で起こったことを取り上げるわけです。ぶれぶれぶれぶれ。
「ぶれぶれブロガー」でもきっと…?
というわけで、僕には特化したブログを続けることは無理なんですよ。続けたとしても、その分更新頻度が激減して、そちらのほうが嫌だし、楽しめないと思うんですね。となると、特化すべきなのはわかるけど、その内心では、
居直れー! もうぶれぶれぶれぶれブレまくって
震えてるの、わからないようにしてやれー!
と開き直るしかないわけですよ。まさに、ぶれぶれ人間ならぬ「ぶれぶれブロガー」。でも、自分の書きたいことを気を使いながら書く。内容に特化はしていないぶん、自分の好きなことや日常を面白く伝えることに重点をおく。そんなことでも長く続けてれば、それを好きになってくれる人もいるかも知れません。
好きなことは一つじゃなくてもいい。深くなくてもいい。その道のスペシャリストにはなれなくても、いろんなことに興味があって「こんなの面白いと思ったんだけど、どうかな?」というブログも素敵だと思います。逆に特化したブログをいっぱい集めて、こういうことが好きなのが自分なんです。というスタンスだって悪くない。
大切なのは、読者のことを気遣う気持ち。それを感じるブログは、たとえ多くの人の注目を集めてなくても、僕はいいブログだと思う。
ずれるぜ! もうぶれぶれ人間でもきっと、君に会えば変わる?
アタシがいるよ、気づいて…。