K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

      「旅行」カテゴリで温泉むすめや鉄道むすめなど、旅行記の一覧が見れますので、よければご覧くださいね。


俺だけ残業?そんなの不公平だ!

何かと最近、SEの労働時間が長いだの、そのわりに給料がどうだのという話をよく耳にするんですが、
こんな記事がTech総研に掲載されてました。

今日もオレだけ残業か…チームリーダーへの危険信号:Tech総研

同じ開発メンバーなのに、アイツはすぐ帰るのに俺は休暇もなく残業続き。
そのくせ給料同じ…そんなの不公平だ! なんて感じながら仕事してる人もいると思います。
アンケートによると、なんでも4分の3程度が労働時間の偏りを感じているそうで。

じゃあどうすればよいのかというアンケートもあるんですが、その結果がちょっと興味深かったんですよ。

能力を公平に評価するのは難しい…

たとえば『能力の高いAさん』と『人並みの能力のBさん』。
彼らが2人1組で仕事する場合の理想的な労働時間と給与について、選択肢は以下の4つ。

1.Aさんに多くの仕事を与え、2人の労働時間が同じになるようにする。
給与は労働時間に応じて同額。
2.Aさんに多くの仕事を与え、2人の労働時間が同じになるようにする。
給与は仕事量に応じてAさんに多く払う。
3.2人に同じ仕事を与える。素早く仕事を終えるAさんの労働時間はBさんより短くなる。
給与は労働時間に応じてBさんに多く払う。
4.2人に同じ仕事を与える。素早く仕事を終えるAさんの労働時間はBさんより短くなる。
給与は仕事量に応じて同額。

このアンケートの結果、「2」が理想と回答したのは75%。
次いで「4」が19%。「1」が5%。「3」はわずか1%。

確かに「2」が多くなるのはわからなくもない。
でも実際、仕事量に応じて多く払うというのは、なかなか難しいんじゃないかなあとも思うんですよ。
仕事と言っても、その人の能力次第でどうしても差があるのは当然だし、
その仕事の質も簡単には判断できないし。
俺はアイツより難しいことをしてる!と言っても、それをどうやって上司なりリーダーに報告するのか。
だとすれば、結局は時間でしか評価する方法はないような気もするんですよね。


成果主義」という言葉、最近よく聞きますよね。
今までの年功序列的な給与体系を止めて、仕事の成果で給与を定めるという方法ですが、
聞いた感じは良さそうだけど、その成果をどうやって評価するのか、というとこれもまた難しい。
その成果が単に上司の判断によって決まるのなら、そちらのほうが不公平のような気もする。

個人の能力を上手く引き出せる力

だとすれば、チームリーダーに求められるものって何だろう。
そう考えると、個人の能力を上手く引き出せる力なのかなあ、と思います。


仕事がめちゃめちゃできて、頭もすごく切れて…という感じではないんだけど、
この人とだったら一緒に苦労してもいいって思える人って、確かにいるんですよ。
「まあ…この人が言うんだったら、もう少し頑張ろうかな」という気にさせてくれる人。
そんな人って何が違うのかなあ、と考えてみたら、個人の能力をしっかり把握してくれてるんですね。
突き放すところは突き放すけど、フォローするところはしっかりフォローしてくれる。
そういう配慮をちゃんとしてくれる。だから自分も頑張ろうと思う。
そうして一人一人の底上げができる能力が、リーダーには求められるんでしょうね。


もちろん世の中、いいリーダーばかりではないけど、そこでグチって終わりじゃなくて、
自分はそんなリーダーにはならない。僕だったらこうする。
そういう信念をしっかり持って、同じ過ちは繰り返さないようにする。
そう考えるだけでも、充分立派だと思いますし、そういう人こそリーダーになってほしい。


どんな人でも反面教師にはなるものですよ。