2011年12月24日。クリスマス・イブ。
カップルが浮かれる東京の一角で、血に飢えた野郎どものサバトが始まる…。
今年も熱かった西川貴教
というわけで、今年もT.M.Revolutionの男子限定ライブに行ってきました! 年末恒例のライブも今年で9回目。男性アーティストが男子限定ライブを9回もやってること自体が異例ですが、今年は何とクリスマスイブ。イブの夜なんて、独り者にとっては、カップルへの恨みつらみといった負の感情を増大させる、ワルプルギスの夜みたいなものじゃないですか。そんな日に男子限定ライブをぶつけてくるとは…恐ろしい予感がします。
今年は西川兄貴もいろいろあった一年でした。6年ぶりにニューアルバムをリリースしたり。アニサマにゲスト出演したり。京都で一人「けいおん!」の映画見て「あずにゃーん!」と書きこんだり。そんな激動の2011年のラストを男子限定ライブで締めようというんですよ。どうですかこの男気。さすがは兄貴と慕われるだけあります。
というわけで…さきほど、その野郎どもの宴から帰ってきたわけですが。
兄貴ぃ!! もう最高っすよおおお!!
西川貴教 VS 野郎ども2000人!
前回のような意外な選曲はなかったものの、男子限定ライブでは馴染みの曲を中心に新曲もあり、拳を下す暇もないほどの熱いライブでした。特に「天下取りに行くぞー!」の一声で始まった、戦国BASARA曲の連続は凄まじかったです。水の入ったペットボトルは飛び交うわ。スモーク上がるわ。西川兄貴も脱ぐわ。上半身びっしょびしょになるほど僕も汗流してました。
そんな熱い曲だけでなく、男子限定ライブの醍醐味と言えば、ファンと西川兄貴とのやり取り。掛け声も「兄貴!」といったマトモなものから「脱げ!」「ちんこ!」「びっしょびしょ!」といったものもあり、さらに消臭力の曲歌いだす奴もいたりと、ほとんど無法地帯。やっぱり野郎が2000人も集まると、どうしてもこんな感じになるんでしょうかね。
さらに今回のライブは、ニコファーレでの開催も決定。初めて男子限定ライブの様子がネットで女子に解禁されるそうです。でも、ライブのMCでは、そんなことはお構いなし。竿がどうしただの、「西川ちんこなう」だの。煽るファンもファンですが、兄貴も兄貴です。
西川貴教がいつまでも愛される理由
でも、締めるところはちゃんと締めるのが西川兄貴。震災でアルバムリリースやライブにも影響があり、ライブの開催自体もいろいろあったそうです。それでも「俺にはまだできることがある」と、開催にこぎつけたことを熱く語る様子は印象的でした。それに来年は、震災で行けなかった宮城・栗原にも行ける目処が立ったそうで。それを嬉しそうに話す姿を見て、僕も少し胸が熱くなりましたね。
もちろん来てくれた男性ファンの気遣いも決して忘れません。今でこそ年末恒例の男子限定ライブも、最初は来てくれるのか不安もあり、初めは700人だった集客も、今回は何と2000人。チケットも完売。それほどの規模で続けられることも皆が来てくれるからこそで、本当に感謝してると話す西川兄貴。「ここにいる皆はT.M.Revolutionの仲間、一員です!」という言葉を聞いた時には、陰ながらファンやってきて良かったと、心から思えました。
時に面白いネタを交えながら、男性ファンとのやりとりにも応じ、
熱い曲で気持ちを上手く煽りながらも、感謝の気持ちは絶対に忘れない。
ファンをすごく大事にしつつ、ライブでは歌やトークも含め最大限のパフォーマンスを見せる。
西川兄貴が男女関わらず、いつまでも熱い支持を得られる理由も、そこだと思いますね。
「来年も皆で暴れよーぜ!」とライブで言い放った西川兄貴。
そんな兄貴の姿は、本当に頼もしく見えました。
兄貴ぃ! 俺らはどこまでも着いて行くっすよ!!
うん、だから奈々緒のことは言うな(もちろんライブでもファンからツッコまれてました)。
〜セットリスト〜
ULTIMATE / Burnin' Xmas / Web of Night(English Version) / O.L.
Save The One, Save The All / Naked arms / crosswise / SWORD SUMMIT
FLAGS / The party must go on
〜アンコール
宴 -UTAGE- / Master Feel Sad / VITAL BURNER / Chase/THE THRILL